社長メッセージ

平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

近年、世界情勢は加速度的に変化しており、当社グループを取り巻く環境も、自動運転技術の発達やEV(電気自動車)・ EV充電器の広がり、日本版ライドシェアの解禁など、日々変化しています。このような変化は今後さらに加速し、約10年後の2035年にはモビリティやそれに付随するサービスが社会インフラ化すると考えています。
当社グループはこうした社会の到来を見据え、この度2025年10月期を初年度とする「2027年10月期 中期経営計画」(以下、本計画)を策定しました。本計画においては、当社グループが目指す姿として2035年中長期ビジョン「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」を掲げ、ビジョン実現に向けた具体的な取り組みとして、2025年10月期から2027年10月期における3カ年の事業・財務に関する戦略を公表しています。

2027年10月期 中期経営計画はこちらをご覧ください。

当社グループが提供するサービスは社会インフラとしての側面も持ち合わせており、交通インフラサービス企業として常に世の中の課題解決につながる行動をしていくことが、持続的な事業成長と社会の発展双方につながると考えています。
そうしたなかで、当社グループが目指す「モビリティサービスプラットフォーマー」とは、当社グループが築いてきた人・クルマ・街・駐車場の4つのネットワークを起点に、新たなモビリティサービス・インフラを重層的に展開する、社会にとって必要不可欠な存在です。
来たるべき社会に向け、当社グループがそうした存在となるよう、2035年中長期ビジョンの実現に際しては「4つのネットワーク(人・クルマ・街・駐車場)の拡大・進化・融合」のもと、これまで以上に各事業を成長させていくことが肝要であり、既存の取り組みを加速させるとともに、新たな取り組みにも挑戦していく構えです。

新たな取り組みの一つとしては、他社ブランドの駐車場・モビリティサービスに対して、当社グループの事業を支えるオンライン管理システムTONIC(Times Online Network & Information Center)に蓄積されたデータと、運営に必要なネットワークサービスを提供する「タイムズプラットフォームサービス(TPL)」の展開を推進します。これまでの自立的なネットワークの拡大に加え、TPLを積極的に展開することで、当社グループのネットワークは社会全体にまで広がると確信しています。

当社グループは、グループ理念に「時代に応える、時代を先取る快適さを実現する。」を掲げていますが、これは2035年中長期ビジョン「モビリティサービスプラットフォーマーへの進化」の先にある未来です。世の中の変化を受け入れ、テクノロジーの進化をうまく活用しながらサービス設計・提供をしていくことで、私たちは、創り上げたい世界に向けて邁進します。
ステークホルダーの皆様におかれましては、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2024年12月17日
パーク24株式会社
代表取締役社長 西川光一