環境負荷低減への貢献

基本的な考え方

当社グループは、気候変動問題をはじめとする環境課題への対応が重要な企業の社会的責任のひとつであり、地球環境保全と事業活動の調和を追求することは当社グループの持続的な成長につながると認識しています。交通インフラサービス企業として、「持続可能な地球環境への貢献」を重要なマテリアリティのひとつとして掲げ、環境方針のもと事業活動を推進することで、CO2排出量の削減およびその他環境負荷低減に取り組んでいます。

駐車場サービス・モビリティサービスのネットワーク拡大

当社グループの駐車場サービスは「場所」を、モビリティサービスは「クルマ」をシェアリングするサービスです。シェアリングサービスは、各サービスの稼働を高めることで付加価値を最大化するビジネスモデルであるため、サービスモデルそのものが循環経済型ビジネスモデルとなっています。​
循環経済型ビジネスは、今後の持続可能な環境や社会に求められており、各サービスのネットワーク拡大は環境負荷低減に貢献しています。

最適な移動サービスの拡大

当社グループは、鉄道などの公共交通機関と連携し、環境負荷低減型交通サービスの提供を推進しています。

交通ICパーク&ライドの推進

「交通ICパーク&ライド」は、駐車場と鉄道が協力してつくった交通システムで、駅の近くのタイムズパーキングにクルマをとめて電車や新幹線などの公共交通機関を利用して目的地まで移動することで、駐車料金の優待を受けられるサービスです。交通渋滞緩和による移動時間の短縮およびアイドリングによる大気汚染の抑制につながるため、「環境負荷低減型交通サービス」として提供を推進しています。

交通ICレール&カーシェアの推進

「交通ICレール&カーシェア」は、鉄道とカーシェアリングを組み合わせた交通システムで、目的地の最寄駅まで鉄道を、駅から目的地までカーシェアを利用することで、タイムズカー利用料金の優待を受けられるサービスです。駅近くのカーシェアリングステーションの拡大により、移動手段の最適化および沿線居住者の利便性向上を推進しています。

モビリティ車両に占める電動車(HV/EV)比率の向上

当社グループは、モビリティ車両における電動車(HV/EV)比率を向上させることで、CO2排出量を抑制しています。新規導入車両の電動車比率を前年より高めることで、環境関連目標として掲げている「モビリティ車両の1km走行距離当たりのCO2排出量削減」を達成していきます。

EV/PHV充電器設置の促進

当社グループは、タイムズパーキングを中心とする駐車場にEV/PHV充電器を設置することで、EV/PHVの走行環境整備をサポートしています。

環境に配慮した車両メンテナンス

車両修理の板金塗装は水溶性塗料を使用

全国に9カ所ある当社グループの車両修理工場では、環境負荷につながる揮発性有機化合物を多く含む有機溶剤を使用せず、水溶性塗料を使用しています。また、水溶性塗料を使用することで従業員の健康保持にも配慮しています。

モビリティ車両の洗車時間の短縮

モビリティ車両の洗車は、独自の洗車マニュアルに基づいて効率的に短時間で実施しています。また、水の利用を最小限に抑えるなど、環境にも配慮しています。

省エネルギー対策の実施

LED照明の標準導入

タイムズパーキングやタイムズカー店舗では、環境に優しいLED照明の設置を標準化しています。

オフィスの節電・省電力化

クールビズ・ウォームビズを導入し、過度な冷暖房の使用抑制を推進しています。また、長時間の離席時にはパソコンの電源を切るなど、消費電力のムダを省いています。

関連するSDGs

住み続けられるまちづくり
気候変動に具体的な対策を