ニュースリリース
【パーク24株式会社】中長期経営計画について
この度、当社は2000年4月3日東証一部指定を機に、2000年10月期(第16期)から2004年10月期(第20期)を最終年度とする中長期経営計画を策定いたしましたのでお知らせいたします。
記
パーク24の企業哲学
当社は 『快適な車社会の実現に向け、駐車場事業をサービス産業ととらえ、ネットワーク化を促進する駐車場総合プロデュース企業』であります。今後も駐車場運営・管理での強みを生かし、駐車場を通して快適な車社会に貢献していく事を目的に事業推進をしてまいります。
パーク24の事業環境と経営指針
当社は、旺盛な駐車場需要を背景に『タイムズ』駐車場を拡大してまいりました。今後も慢性的な駐車場不足と、ITSに伴う情報技術を駆使した交通 システム構築の流れの中で、更なる駐車場開発のスピードアップとタイムズのIT対応による稼働率アップを目指してまいります。また資本コストを重視した事業展開を行い、資本効率を高め、企業価値の増大を目指してまいります。
事業戦略
・ | タイムズ駐車場数の拡大:賃貸借をもとにしたタイムズ開発バリエーションを拡充させます。 |
・ | サービスの充実:タイムズのIT化により利便性を向上させます。(→稼働率向上) |
・ | M&A ・ 出資 ・ 資本提携を積極的に行い、IT化を加速させます。 |
数値目標 (2004年10月度)
売 上 高 | 555億円 | (99/10月度 246億円) |
経 常 利 益 | 111億円 | ( 同 24.9億円) |
当 期 利 益 | 58億円 | ( 同 11.6億円) |
タ イ ム ズ の 設 置 台 数 | 53,000台 | ( 同 25,721台) |
稼 働 率 | 54% | ( 同 47%) |
事業施策
タイムズ 駐車場数の拡大:賃貸借をもとにしたタイムズ開発バリエーションを拡充
・ | 従来からの短期的な賃貸借契約での駐車場ウェイトを低くし、PFI・SPCや商業店舗の来客用駐車場のタイムズ化等による開発手法の拡充を図った上でタイムズの台数拡大のスピードアップと解約の少ない用地での事業運営により、経営基盤を安定させてい きます。 |
・ | 日本初のPFI駐 車場(福井県鯖江市と契約、駐車台数330台)を機に、従来は行政が保有しており事業開発が不可能であった公共用地 (更地、道路地下、公園地下等)の駐車場開発を促進していきます。 |
・ | 証券化スキームを 用い調達コスト(=毎月の支払地代)の低減を見込みます。また営業用不動産のオフバランス化を実 現いたします。 |
サービス の充実:タイムズのIT化により利便性向上へ(→稼働率向上)
・ | 今後の自動車産業 におけるITSの流れに対応するため、タイムズ駐車場のIT化を図り、駐車場稼働を 2004年10月期に54 %まで高めます。 |
・ | 駐車場の満空車情 報の配信を2000年末に一部開始いたします。 |
・ | キャッシュレス対 応(カード決済)サービスを2001年秋に一部開始いたします。(埼玉県大宮のICカード実証化実験を4/3より開始予定) |
・ | 顧客の囲い込みを 行い、会員やヘビーユーザーに対し駐車場利用の割引キャッシュバック等のサービスをキャッシュレス対応後の2001年末に開始いたします。 |
他企業とのM&A・出資・資本提携
・ | 特にIT関連にお いては、技術的優位性を持った企業へ株式交換制度によるM&A・出資・資本提携を積極的にはかり、タイムズのIT化の早期実現をはかります。 |
以上