1.

持株会社体制への移行の背景と目的

当社は、｢人とクルマと街と、｣を企業スローガンに、快適なクルマ社会の実現に向け、時間貸駐車場｢タイムズ｣の拡充を図ると同時に、駐車場を軸とした新サービスの開拓に努めてまいりました。2009年3月には、株式会社マツダレンタカーのM&Aを行い、カーシェアリングビジネスの市場創造に向けた取り組みを開始するなど、積極的に事業の拡大を図ることで、企業価値の向上を図ってまいりました。
しかしながら近年、クルマ社会を取り巻く環境は急速に変化しております。そのような環境の中で、当社グループの持続的成長の実現を目指し、一層の強化を図ると同時に、新規事業の飛躍的成長を実現するため、環境変化に即応するグループ体制の構築が必要と考え、持株会社体制へ移行することといたしました。
当社は、持株会社体制への移行後、引き続き上場会社となるとともに、機動的かつ柔軟な組織運営と統一的な戦略策定、ガバナンスの強化に取り組むことで企業価値の最大化を目指してまいります。
なお、この純粋持株会社体制への移行と同時に、当社100%子会社のタイムズサービス株式会社の駐車場管理受託・機器販売事業及び関連事業並びに株式会社マツダレンタカーのカーシェアリング事業についても、会社分割によりタイムズ２４株式会社に移管いたします。

2.

会社分割の要旨

（1）

分割の日程

平成22年12月15日（水）

分割準備会社設立

平成22年12月24日（金）（予定）

分割契約締結

平成22年12月27日（月）（予定）

分割契約承認の定時株主総会

平成23年 1月26日（水）（予定）

分割の予定日（効力発生日）

平成23年 5月 1日（日）（予定）

（2）

分割の方式

当社を分割会社とし、当社100%出資の準備会社であるタイムズ２４株式会社を承継会社とする分社型（物的）吸収分割の方式により行います。

（3）

会社分割に係る割当ての内容

本件分割に先立ち、当社100%出資の準備会社であるタイムズ２４株式会社（承継会社）を設立します。当社はタイムズ２４株式会社の発行済株式のすべてを保有するため、本件分割に際して、タイムズ２４株式会社は当社に対し、株式、金銭その他の財産の交付は行いません。

（4）

会社分割に伴う新株予約権及び新株予約権付社債に関する取扱い

当社は新株予約権及び新株予約権付社債を発行しておりますが、本件分割による取扱いの変更はありません。

（5）

会社分割により増減する資本金

該当事項はありません。

（6）

承継会社が承継する権利義務

タイムズ２４株式会社は、当社が持株会社としてグループ会社の経営管理を行う機能を除く当社の全ての事業に関して有する権利義務のうち、本件分割契約において定めるものを承継します。
なお、当社からタイムズ２４株式会社への債務の承継については、重畳的債務引受の方法によるものといたします。

（7）

債務履行の見込み

本件分割後の当社及びタイムズ２４株式会社は、ともに資産の額が負債の額を上回ることが見込まれており、また収益状況においても負担すべき債務の履行に支障をおよぼす事態が予測されないことから、債務の履行に問題はないものと判断しております。

3.

会社分割の当事会社の概要

4.

分割会社の最近3年間の経営成績及び財務状態（連結）

[単位：百万円（特記しているものを除く。）]

[分割する事業部門の概要]

（1）

分割する事業の内容

当社が持株会社としてグループ会社の経営管理を行う機能を除く当社の全ての事業

（2）

分割する事業の経営成績

[単位：百万円]

（3）

分割する資産・負債の項目及び金額（平成22年10月31日現在）

[単位：百万円]

5.

会社分割後の状況

6.

今後の見通し

承継会社は当社の100%子会社となるため、本件分割が当社の連結業績に与える影響は軽微であります。また、当社の単体業績につきましては、本件分割後、当社は持株会社となるため、収入は子会社・関連会社からの配当収入、業務委託料等が、また費用は持株会社としての機能にかかわるものが中心となる予定であります。