ニュースリリース

【パーク24】年頭所感

2023年01月05日


 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、多くの国が新型コロナウイルス感染症 (以下、コロナ)の影響から回復へ向かう一方、長期化するロシア・ウクライナ情勢に伴うエネルギー価格高騰によるインフレ圧力の高まりとそれを受けた欧米諸国の金融引締めなどにより、景気減速に対する警戒感が強まりました。
 日本国内においては、昨年1月からコロナの新規感染者数が再拡大し、抑制のためのまん延防止等重点措置(以下、重点措置)が全国的に適用されたことにより回復が鈍化しましたが、3月に重点措置が解除されて以降は回復基調となりました。しかし、急速な円安による物価上昇圧力等の経済への悪影響が引き続き懸念材料となり、先行きの見通しにくい状態が続きました。

 当社グループは、一昨年同様に大変厳しい経営環境となりましたが、コロナ影響の軽減に伴い駐車場サービス・モビリティサービスの稼働が回復してきたことに加え、コロナ禍で一貫して進めた駐車場事業およびモビリティ事業の筋肉質化施策が奏功し、2年ぶりの黒字決算となりました。

 本年は、コロナ収束の兆しが見えてきたことから、「守り」から「攻め」の経営に転じ、当社の中長期事業戦略の柱である、人(会員)・クルマ(モビリティ)・街(目的地)・駐車場の4つのネットワークの拡大とシームレス化を強化してまいります。
 特に、ICTの活用による4つのネットワークをシームレスにつなぐサービスの創出を推進するため、専門部署の立ち上げに加え、成長投資を加速させてまいります。

 コロナ禍を経験したことにより、多くの人のライフスタイルやワークスタイル、それらに対する考え方が変わってきているように感じます。また、環境課題や社会課題への意識の高まりから、テクノロジーの進化も加速しています。一方で、駐車場は未だ不足していることや、人が常に便利さを求めていることなどは変わりません。

 当社グループは、世の中の変化に対して進化するテクノロジーを活用しながらサービスを設計し、提供をしていくとともに、この先50年、100年と事業を続けていくために必要不可欠なサステナブルな取組みにより、持続可能な環境・社会の実現に寄与してまいります。
 また、これまで培ってきた当社グループの技術やノウハウを結集し、日常に当たり前にある「快適さ」や、世の中になかった新しい「快適さ」を届けることで、交通インフラサービス企業としての使命を、引き続き果たしてまいります。

 本年も皆さまの一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

以上
パーク24株式会社
代表取締役社長 西川 光一