ニュースリリース
【パーク24株式会社】パーキング総合研究所 エコプロジェクト「ヒートアイランド対策実証実験」レポート
2009年3月26日
時間貸駐車場「タイムズ」を運営するパーク24株式会社の内部組織であるパーキング総合研究所は、2008年8月より実施している「ヒートアイランド対策実証実験」に関するレポートを報告いたします。
|
|
|
■芝生舗装
- 温度測定ではアスファルトが55度に対し、20度程度低い36度を記録した。
- 耐久性は日照、降雨量などの自然現象や路面の水はけなどに影響を受けやすく、車室には芝生が残ったが車路には芝が残らない結果となった。
■保水性舗装、遮熱排水性舗装
- 温度測定ではそれぞれ45度まで上昇し、芝生より温度は高くなったがアスファルトと比較すると10度前後低い結果となった。
- 耐久性は実験開始から約半年した現段階においては変化が見受けられず、舗装本来の耐久性が維持されている。
■路面舗装 今後の課題とポイント
- 芝生舗装については温度抑制効果が5種類の路面の中で最も高く、ヒートアイランド対策としての有効性を示すものと考えられる。
- 芝生舗装を行う際に考慮すべきポイントは、水はけの状態、芝生種類、保護方法、車の通行量の4点。耐久性、メンテナンスコストも芝生舗装を展開する上での課題となる。
- 保水性舗装、遮熱排水性舗装は現段階ではアスファルトと比較すると舗装自体の価格が高い。舗装の低価格化が今後の展開において重要な要素となる。
<参考:現地アンケート> |
|
本実証実験は、パーク24が環境負荷低減活動の一環として、駐車場におけるヒートアイランド対策の実現可能性を探るため実施しているものです。今後も環境負荷低減活動を積極的に推進してまいります。
お問合せ先
パーク24株式会社 経営企画部 袴田(はかまだ)・野澤 Tel 03-3213-8910